お店やネットで観葉植物を探していると、「テーブルヤシ」と「アレカヤシ」という名前をよく見かけませんか。
どちらも涼しげで南国の雰囲気がある素敵なヤシ科の植物ですが、パッと見ただけでは違いがよく分からないという方も多いはずです。
実は私も、植物を育て始めた頃は「サイズが違うだけで同じ種類のヤシなんじゃないの?」と勘違いしていました。
しかし、実際に育ててみると、その性質は驚くほど異なります。
育ち方や好む環境、水やりの加減、さらには風水的な意味合いまで、全く別の植物だということが分かりました。
特に「冬の寒さへの強さ」や「成長したときの最終的な大きさ」には決定的な差があります。
これを知らずに見た目だけで選んでしまうと、置きたかった場所に置けなくなったり、冬の寒さであっという間に枯らしてしまったりするかもしれません。
この記事では、一見そっくりな両種を見分けるための具体的なポイントや、それぞれの性質に合わせた育て方のコツ、そして猫ちゃんがいるご家庭でも安心して置けるのかといった気になる疑問について、私の経験も交えながら詳しくお伝えしていきます。
- 葉の形や幹の模様を見るだけで、誰でも簡単に見分ける方法が分かります
- それぞれの成長スピードや、数年後の最終的な大きさの違いを理解できます
- 自分の部屋の日当たりや温度環境、風水の目的に合った種類を選べるようになります
- ペットへの安全性や冬越しのコツなど、長く楽しむための管理ポイントを把握できます
テーブルヤシとアレカヤシの違いと見分け方の特徴

「あれ、これどっちだったかな?」と園芸店で迷ってしまったとき、実はいくつかのポイントを見るだけで簡単に見分けることができるんです。
タグが落ちてしまっていても大丈夫。ここでは、プロでなくても判断できる決定的な違いについてご紹介しますね。
葉の形や幹の斑点で見分け方

一番分かりやすく、かつ確実なのは「見た目の細かい特徴」を観察することです。
どちらも植物学用語では「羽状複葉(うじょうふくよう)」といって、鳥の羽のように細い葉っぱが軸の左右に並んでいる形をしていますが、近くでよく観察するとその質感や構造には明確な違いがあります。
繊細で優しい印象のテーブルヤシ
まずテーブルヤシ(学名: Chamaedorea elegans)ですが、こちらの葉っぱは一枚一枚が非常に薄くて柔らかく、風になびくというよりは、ふんわりと空間に漂うような印象です。
葉の密度もそれほど高くなく、透け感があります。
そして何より注目してほしいのが「幹(茎)」の色と質感です。
テーブルヤシの幹は、根元から先端まで綺麗な緑色をしており、竹のように等間隔に節(葉が落ちた跡)があるのが特徴です。
表面はつるっとしていて、全体的に繊細で上品な雰囲気を醸し出しています。
成長してもゴツゴツした感じにはならず、スマートな立ち姿を維持します。
優雅で野性味もあるアレカヤシ
一方のアレカヤシ(学名: Dypsis lutescens)は、葉っぱが細長く、先端に向かって弓なりにスーッと下垂するような優雅な曲線を描きます。
葉の表面には少し光沢があり、テーブルヤシに比べると少しハリがある感じです。
葉の数も多く、ボリューム感たっぷりに茂ります。
そして決定的な識別ポイントは、幹や茎の部分です。
アレカヤシの茎は、緑色というよりは少し黄色みを帯びています。
英名で「Yellow Butterfly Palm(黄色い蝶のヤシ)」と呼ばれるのはこのためです。
さらに、その茎の表面には黒や紫色の小さな斑点がポツポツと散らばっているのが普通なんです。
この「黄色っぽい茎」と「黒い点」があれば、それはほぼ間違いなくアレカヤシだと判断して良いでしょう。
大きさと成長速度の比較
次に、育てていく上での「サイズ感」と「時間の流れ」の違いについてです。
これは、お部屋のどこに置くかを決める上で非常に重要な要素になります。
卓上で長く楽しめるテーブルヤシ

名前の通り、テーブルヤシは「テーブルに乗るサイズ」で楽しめるのが最大の魅力です。
この植物は成長スピードが非常に緩やかで、1年育てても背丈が数センチから10センチ程度しか伸びないことも珍しくありません。
そのため、デスクの上や本棚のちょっとしたスペース、トイレの窓辺などに置いても、すぐに大きくなりすぎて邪魔になるということがありません。
「この隙間に緑が欲しいな」と思って購入したサイズ感を、数年単位で維持できるのです。
剪定などの手入れに追われることなく、コンパクトに楽しめるのは現代の住宅事情にとてもマッチしていますね。
シンボルツリーとして迫力のアレカヤシ

対してアレカヤシは、本来マダガスカル原産の高木であり、現地の自生地では10メートルを超える高さにまで成長します。
観葉植物として鉢植えで育てる場合でも、その成長力は旺盛です。
環境が良ければ、購入してから数年で1.5メートルから2メートル以上の大きさに育ちます。
また、アレカヤシは「株立ち」といって、根元から新しい子株が次々と出てきて横に広がる性質があります。
そのため、高さだけでなく横幅もかなり場所をとります。
リビングのコーナーやオフィスのパーテーション代わりとして、ドーンとシンボルツリーを置きたい場合には最高ですが、狭いスペースに置いてしまうと、数年後には人間が通る場所がなくなってしまうかもしれません。
ワンポイント:ヤシの剪定について
「大きくなりすぎたら切ればいいや」と思うかもしれませんが、ヤシ科の植物は基本的に頂点の「成長点」を切ってしまうと、その幹はそれ以上伸びず、最悪の場合枯れてしまいます。
ゴムの木やパキラのように「切ったら脇芽が出る」というわけではないので、アレカヤシを導入する際は、最初から十分なスペース(高さと幅)を確保しておくことが大切です。
値段と100均での取り扱い
植物を始めるとき、お財布への優しさや入手のしやすさも気になりますよね。
ここでも両者には大きな違いがあります。
100均観葉の王様、テーブルヤシ
コストパフォーマンスという点では、テーブルヤシに軍配が上がります。
実はテーブルヤシは、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップ(百均)の観葉植物コーナーにおける超定番商品なんです。
100円(税抜)の小さな苗から、300円(税抜)の少ししっかりしたサイズまで幅広く流通しています。
なぜこんなに安いのかというと、種からの発芽率が良く、幼苗のうちは生産しやすいからだと言われています。
学生さんや一人暮らしの方でも、ランチ一回分以下の値段で気軽にグリーンライフを始められるのは素晴らしいですよね。
ハイドロカルチャー(水耕栽培)の素材としても人気があります。
贈答用にも使われる高級感、アレカヤシ
一方でアレカヤシは、100均で見かけることはほとんどありません。
園芸店やホームセンター、おしゃれなインテリアショップなどで、ある程度育った中型(7〜8号鉢)から大型(10号鉢)の鉢植えとして売られているのが一般的です。
価格相場としては、膝丈くらいのサイズでも数千円、見栄えのする大型のものだと1万円〜3万円程度になることが多いです。
その豪華な見た目と「元気」「勝利」というポジティブなイメージから、開店祝いや移転祝いなどの法人ギフトとしても重宝されています。
「手軽なグリーン」というよりは、「インテリアの主役として投資する家具」に近い感覚かもしれません。
アレカヤシの黒い斑点の正体

これ、私が初めてアレカヤシを育てたときにも驚いて、必死にティッシュで拭き取ろうとした経験があるのですが、アレカヤシの茎には特有の「黒や紫色の斑点模様」が入ります。
この斑点を見て、「カビが生えてしまった!」「カイガラムシの排泄物じゃないか?」と勘違いしてしまう方が非常に多いんです。ネット上のQ&Aサイトでも、「アレカヤシの茎に黒い汚れがあります。病気でしょうか?」という質問をよく見かけます。
結論:それは「ほくろ」のようなものです
安心してください。この斑点はアレカヤシという種が持つ固有の模様であり、生理的な特徴です。
人間でいうところの「ほくろ」や「そばかす」のようなものだと思ってください。
病気でも害虫でもないので、植物の健康には全く害はありませんし、他の植物に移ることもありません。
むしろ、この斑点があることこそが健康なアレカヤシの証でもあります。
そのままにしておいて全く問題ありません。
気にして爪でこすり落としたりすると、逆に表皮を傷つけてしまい、そこから雑菌が入る原因になるのでそっとしておいてあげてください。
注意点:テーブルヤシの場合
逆に、茎が綺麗な緑色であるはずのテーブルヤシに黒い斑点や、ベタベタした黒い粉のようなものが付いている場合は要注意です。
これは「カイガラムシ」や、それに伴う「スス病」である可能性が高いです。
濡れたティッシュで拭ってみて、簡単に取れるようなら害虫や汚れですので、早急に駆除・清掃が必要です。
耐寒性の差と屋外管理の注意
日本の家庭で観葉植物を育てる際、最大のハードルとなるのが「冬の寒さ」です。
実はこの二つ、出身地の違いから耐寒能力にはかなりの差があります。
アレカヤシは「寒がり」です
アレカヤシの原産地は、アフリカ大陸の東に浮かぶマダガスカル島です。
熱帯性の気候で育ってきたため、寒さに対しては非常にデリケートです。
具体的には、気温が10℃を下回ると生理機能が低下し、元気がなくなり始めます。
日本の冬、特に木造住宅の玄関や、夜間に暖房を切って冷え込むリビングの窓際などは、アレカヤシにとって過酷な環境です。
寒さに当たると、葉先から茶色く枯れ込んだり、葉全体が黄色く変色(クロロシス)して落葉したりします。
さらに根っこが冷えると吸水できなくなり、そのまま枯死してしまうことも少なくありません。
冬場は、部屋の中央や少し高い位置など、できるだけ暖かい場所(最低でも10℃以上)を確保する必要があります。
テーブルヤシは比較的「寒さに強い」
それに対してテーブルヤシは、中南米の標高が高い地域にも分布しているため、熱帯植物の中では比較的寒さに強い性質を持っています。
一般的に、5℃程度の気温があれば越冬可能と言われています。
もちろん、5℃あればどんどん成長するというわけではなく「耐えられる」というレベルですが、日本の冬の室内であれば、暖房のない廊下やトイレでも、凍結しない限りはなんとか冬を越してくれることが多いです。
もし「うちは寒冷地だから冬の管理が心配」「玄関に置きたいけど夜は冷える」という環境であれば、アレカヤシよりもテーブルヤシを選んだ方が、失敗するリスクは格段に低くなるでしょう。
テーブルヤシとアレカヤシの違いで選ぶ育て方と風水
それぞれの植物学的な性質の違いが分かったところで、次は「自分のライフスタイルや目的に合うのはどっち?」という視点で見ていきましょう。
インテリアとしての役割だけでなく、風水的な意味合いや、ペットとの暮らしにおける安全性についても詳しく解説します。
風水効果と花言葉の意味
せっかくお部屋にグリーンを置くなら、見た目の美しさだけでなく、良い運気も呼び込みたいですよね。
葉の形や成長の仕方が違うため、風水的な役割も少し異なります。
癒やしと調和の「テーブルヤシ」
風水の基本法則では、葉が下向きに垂れる植物や、丸みを帯びた葉を持つ植物は「陰(いん)」の気を持ち、気を静めてリラックスさせる効果があると言われています。
テーブルヤシはまさにこのタイプ。
「あなたを見守る」という、なんとも母性的で優しい花言葉を持っています。
このため、一日の疲れを癒やす「寝室」や、気が乱れやすい「トイレ」、集中力を高めたい「書斎」などに置くのが特におすすめです。
また、鋭い葉先には悪い気を払う「邪気払い」の効果もあるとされるため、鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に置くのも良いでしょう。
活性化とエネルギーの「アレカヤシ」
一方、上に向かって放射状に元気に葉を広げるアレカヤシは、強い「陽(よう)」の気を持つ植物です。
その場にある停滞した空気を動かし、エネルギーレベルを引き上げてくれるとされています。
花言葉も「勝利」「元気」と非常にパワフル。
このため、家族が集まる「リビング」や、仕事の発展を願う「オフィス」、家の顔である「玄関」に置くのがベストです。
陽の気が、住む人のやる気や行動力を後押ししてくれるでしょう。
特に風水では「東南」の方角にアレカヤシを置くと、人間関係運や出会い運、恋愛運がアップすると言われています。
日当たりと置き場所の適性
植物を枯らさずに美しく保つためには、その植物が好む「光の量」を知ることが不可欠です。
ここにも、彼らの自生地の環境の違いが現れています。
日陰でも健気に育つテーブルヤシ
テーブルヤシは、もともと鬱蒼としたジャングルの大きな木の下(林床)でひっそりと育つ植物です。
そのため、少ない光でも光合成を行う能力、すなわち「耐陰性(たいいんせい)」が非常に高いのが特徴です。
直射日光はむしろ苦手で、強い光に当たると葉緑素が破壊され、白っぽく「葉焼け」を起こしてしまいます。レースのカーテン越しはもちろん、多少光が入る北側の部屋や、洗面所、蛍光灯の光があるオフィスなどでも十分に元気に育ってくれます。
「窓から離れたデスクの上に緑が欲しい」というニーズには、テーブルヤシが最適解の一つです。
太陽の光を浴びたいアレカヤシ
対してアレカヤシは、ある程度の明るさを好む「陽生植物」に近い性質を持っています。
もちろん耐陰性もゼロではありませんが、長期間暗い場所に置くと、光を求めて茎がヒョロヒョロと細長く伸びる「徒長(とちょう)」を起こしてしまいます。
こうなると株全体のバランスが崩れ、自重で垂れ下がってしまい、せっかくの豪華な姿が台無しになってしまいます。
基本的には明るい窓辺など、日当たりの良い場所がベストポジションです。
ただし、真夏の強烈な直射日光だけは葉焼けの原因になるので、レースのカーテンで光を和らげてあげてください。
光を十分に浴びたアレカヤシは、葉の色艶が良く、茎も太くがっしりと育ちます。
水やりの頻度と育て方のコツ
水やりに関しては、基本的にはどちらも「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと」が鉄則です。
しかし、季節や性質に合わせて少しメリハリをつけることが成功の秘訣です。
成長期(春〜夏)の管理
気温が上がる5月から9月頃までは、どちらも成長期にあたります。
根が活発に水を吸い上げ、新しい葉を展開させる時期です。
特にアレカヤシは葉の面積が広く、蒸散(葉から水分を放出すること)も活発なため、夏場は非常に水を欲しがります。
水切れを起こすと葉先が枯れやすいので、土の表面が乾きかけたらすぐに水を与えるくらいの感覚で良いでしょう。
休眠期(秋〜冬)の管理
気温が下がってくると、成長が緩やかになり、水の吸い上げも鈍くなります。
この時期に夏と同じペースで水を与え続けると、鉢の中が常に湿った状態になり、酸欠で根が腐る「根腐れ」の原因になります。
冬場は、土の表面が完全に乾いてから、さらに2〜3日(厳寒期は1週間程度)あけてから水を与える「乾かし気味」の管理に切り替えましょう。
特に寒さに弱いアレカヤシの場合、あえて水やりを控えて植物体内の水分量を減らし、樹液の濃度を高めることで、凍結を防いで耐寒性をアップさせるテクニックが有効です。
共通して大切な「葉水」
また、両種とも高温多湿な環境を好むため、空気中の湿度が低いと元気がなくなります。
特にエアコンの風が当たる場所では乾燥が進み、「ハダニ」という微細な害虫が発生しやすくなります。
これを防ぐために、一年を通して「葉水(霧吹きで葉に水をかけること)」を積極的に行ってください。
1日1回、朝などに葉の裏表にシュッシュと水をかけてあげるだけで、害虫予防になるだけでなく、葉のツヤが増して生き生きとします。
猫への毒性と安全性の確認

ペット、特に猫ちゃんを飼っているご家庭では、観葉植物の選定に慎重になりますよね。
ユリ科など一部の植物は、猫にとって猛毒となることが知られていますが、ヤシ科の安全性はどうなのでしょうか。
化学的な毒性は「なし」
嬉しいニュースです。
テーブルヤシもアレカヤシも、猫や犬に対して毒性はない(Non-toxic)とされています。
動物の中毒事故防止に取り組む世界的な権威であるASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)のリストにおいても、両種は安全な植物として分類されています。
もし目を離した隙にペットが葉っぱをかじってしまっても、中毒症状を起こして命に関わるような事態になる心配は、基本的にはありません。
(出典:ASPCA『Toxic and Non-Toxic Plants List』)
ただし注意点もあります:毒はないけれど「誤食」には注意
毒性物質は含まれていませんが、物理的なリスクはゼロではありません。
- 消化不良による嘔吐:猫は本来肉食動物なので、ヤシのような硬い繊維質の植物を大量に食べると消化できず、胃腸を刺激して嘔吐してしまうことがあります。
これは中毒ではなく、猫草を食べた時と同じ生理現象ですが、胃腸への負担にはなります。- 最高の猫じゃらし:ヤシの葉は風でゆらゆらと揺れ、カサカサと音がするため、猫の狩猟本能を強烈に刺激します。
「遊んでいたら楽しくて食べてしまった」というケースが後を絶ちません。
特にテーブルヤシは床に置くと猫の視線の高さにくるため、標的になりやすいです。対策としては、ハンギング(吊り鉢)にして届かない場所に飾るか、フラワースタンドを使って高さを出すことを強くおすすめします。
枯れる原因と冬越しの温度
最後に、これらのヤシを枯らしてしまう主な原因と、それを回避するためのポイントをまとめておきます。
枯れる原因の多くは、病気よりも「環境の不適合」です。
アレカヤシが枯れる最大の原因:寒さとエアコン
アレカヤシのトラブルの8割は「冬の管理」にあると言っても過言ではありません。
よくある失敗が、昼間は日当たりが良いからと窓辺に置き、夜もそのままにしてしまうケースです。
冬の窓辺は夜間に急激に冷え込み、外気と変わらない温度になることがあります。これが致命傷になります。
夕方になったら、窓から離れた部屋の中央や、壁際に移動させてください。
また、エアコンやファンヒーターの温風が直接当たる場所も厳禁です。
極度の乾燥により、葉がパリパリに枯れてしまいます。
テーブルヤシが枯れる最大の原因:直射日光と水のやりすぎ
テーブルヤシの場合は、「良かれと思って」やったことが裏目に出ることが多いです。
「日光浴させてあげよう」とベランダに出して直射日光に当てた結果、数時間で葉が白く焼けてしまったり、「大きくなってね」と毎日水をあげすぎて根腐れさせてしまったりするパターンです。
テーブルヤシは「構いすぎない」くらいがちょうど良い植物です。優しい光の入る場所で、土が乾くのをじっくり待ってから水やりをする。
このスローなペースを守れば、長く付き合えるパートナーになってくれます。
比較:テーブルヤシとアレカヤシの違いまとめ
ここまでご紹介した様々な違いを、一目で分かるように比較表にまとめました。
どちらがあなたの現在の住環境やライフスタイルにフィットしそうか、最終確認に使ってみてください。
| 比較項目 | テーブルヤシ | アレカヤシ |
| サイズ感 | 小型〜中型 (卓上〜腰丈くらい) | 大型 (腰丈〜天井近くまで) |
| 成長速度 | 非常にゆっくり (形が崩れにくい) | 早い (どんどん大きくなる) |
| 幹の特徴 | 緑色でツルッとしている 竹のような節がある | 黄色みを帯びている 黒い斑点がある |
| 耐寒性 | 比較的強い(5℃程度) ※普通の室内なら越冬しやすい | 弱い(10℃以上推奨) ※暖かい場所の確保が必須 |
| 光の好み | 半日陰〜日陰でもOK (直射日光はNG) | 明るい場所を好む (暗いと徒長する) |
| 価格・入手 | 安価・容易 (100均でも買える) | 中〜高価 (園芸店・通販が主) |
| 風水効果 | リラックス・魔除け(陰) 寝室・トイレ向き | やる気・活性化(陽) リビング・オフィス向き |
いかがでしたでしょうか。
名前や見た目は似ていても、中身は「静寂を好む森の妖精(テーブルヤシ)」と「太陽を愛する南国の王様(アレカヤシ)」くらい、キャラクターが違う植物たちでしたね。
手軽にデスク周りを飾りたい、あまり手間をかけずにグリーンを楽しみたいならテーブルヤシ。
リビングをパッと明るく豪華にしたい、育てる楽しみや変化を味わいたいならアレカヤシ。
という選び方が、失敗が少なく個人的にはおすすめです。
ぜひ、この記事を参考にして、ご自身の環境にぴったりの一鉢を迎えてみてくださいね。
緑のある暮らしは、きっと毎日の生活に潤いを与えてくれるはずです。
