観葉植物が多いホームセンターはどこ？おすすめと選び方のコツ

2025年8月8日2025年8月18日

お部屋に癒しや彩りを求めて観葉植物を置きたいと考えたとき、品揃えが豊富で手軽に探せる場所としてホームセンターが思い浮かびます。
しかし、具体的にどの店舗へ行けばよいのか、また観身近な存在でありながら、観葉植物が安いホームセンターにはどのような理由があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、観葉植物が多いホームセンターの具体的な店舗情報や、なぜ安価に提供されるのかという理由を深掘りします。
ホームセンターの植物が充実している背景から、掘り出し物が見つかるかもしれない観葉植物の激安アウトレット情報、さらにはホームセンターで出会えるかもしれないレアな観葉植物の可能性まで、幅広く解説します。

また、初心者の方が失敗や後悔をしないための、観葉植物をホームセンターで選ぶ際のおすすめポイントや注意点も詳しく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

観葉植物が安い理由とアウトレットの魅力
品揃えが充実している人気ホームセンターの特徴
初心者でも失敗しない観葉植物の選び方と注意点
ホームセンターで買えるおすすめの観葉植物5選

観葉植物が多いホームセンターの魅力と特徴

ホームセンターの植物は充実しているのか
観葉植物が安いホームセンターの理由とは
観葉植物の激安アウトレット品も狙い目
ホームセンターでレアな観葉植物は見つかる？
カインズやコーナンなど店舗ごとの違い

ホームセンターの植物は充実しているのか

多くのホームセンターでは、園芸コーナーが広く設けられており、植物の品揃えは非常に充実していると言えます。
専門店に引けを取らないほどの多様な観葉植物が並ぶ店舗も少なくありません。

サイズや種類の豊富さ

ホームセンターの魅力は、デスクに置けるようなミニ観葉植物から、リビングの主役になるような1メートルを超える大型の観葉植物まで、さまざまなサイズのものが揃っている点にあります。
また、ポトスやパキラ、サンスベリアといった定番で育てやすい品種はもちろんのこと、店舗によってはトレンドの植物や少し変わった品種が入荷することもあります。

観葉植物が安いホームセンターの理由とは

ホームセンターで販売されている観葉植物が、園芸専門店などと比較して安価な傾向にあるのには、いくつかの明確な理由が存在します。

第一に、「大量仕入れによるコスト削減」が挙げられます。全国に多数の店舗を展開する大手ホームセンターは、一度に大量の植物を生産者から仕入れることで、一鉢あたりの仕入れコストを大幅に抑えることが可能です。
この規模の経済性が、最終的な販売価格に反映されています。

第二に、「流通の簡素化」です。
専門店が特定の生産者からこだわりの個体を仕入れるのに対し、ホームセンターは生産地から店舗へ直接、大量に輸送するルートを確立していることが多く、中間マージンを削減できます。

第三に、「管理コストの抑制」も価格に影響を与えています。
専門店では植物を最適な状態で維持するために、温度や湿度が厳密に管理された環境で手厚く世話をしますが、ホームセンターでは屋外や簡易的な温室で管理されることが一般的です。
これにより人件費や施設の維持費が抑えられ、その分価格を低く設定できるのです。

したがって、ホームセンターは専門店とは異なるビジネスモデルを構築することで、消費者にとって手頃な価格での提供を実現していると言えます。

観葉植物の激安アウトレット品も狙い目

ホームセンターの園芸コーナーには、通常価格よりもさらに安く観葉植物が手に入る「アウトレット」や「見切り品」のコーナーが設けられていることがあります。
これらは、少しの知識があれば非常にお得に植物を迎えるチャンスです。

アウトレット品となる主な理由には、以下のようなものがあります。

長期在庫品： 長期間売れ残ってしまい、管理の手間を省くために値下げされるケースです。
成長しすぎた個体： 店頭での見栄えの観点から、鉢のサイズに対して大きく育ちすぎたものが割引対象になることがあります。
見た目の問題： 輸送中や店頭での管理中に葉が少し傷ついたり、一部が変色したりした個体です。

これらの植物は、見た目に少し難があるだけで、根が健康であれば、自宅で適切にケアすることで元気に復活することがほとんどです。
特に、少し傷んだ葉を剪定したり、一回り大きな鉢に植え替えたりするだけで、見違えるように生き生きとすることもあります。

ただし、購入する際には根腐れを起こしていないか、深刻な病害虫がついていないかなどをしっかりと確認することが大切です。
要するに、激安アウトレットは、植物の状態を正しく見極めることができれば、賢く観葉植物を手に入れる絶好の機会となるでしょう。

ホームセンターでレアな観葉植物は見つかる？

「ホームセンターに珍しい観葉植物はあるのか」という疑問を持つ方もいるでしょう。
結論から言うと、「見つかる可能性はゼロではないが、専門店ほどの期待はできない」というのが実情です。

ホームセンターの品揃えは、基本的にポトス、パキラ、モンステラといった、育てやすく需要の高い定番品種が中心です。
これは、幅広い顧客層に向けて安定的に商品を供給するというビジネスモデルに基づいています。

しかし、仕入れのタイミングや店舗の方針によっては、予期せず珍しい品種が入荷することがあります。
例えば、フィロデンドロンやアグラオネマの少し変わった園芸品種、あるいは流通量の少ない斑入りの個体などが、ごく稀に通常の植物に混じって陳列されていることも。
これは、大規模な生産者から多品種を一度に仕入れる際に、偶発的に混ざり込むケースなどが考えられます。

もしレアな植物を本格的に探したいのであれば、やはり植物の専門店や、特定のジャンルに特化したナーセリー（生産農家）、植物販売イベントなどに足を運ぶのが最も確実な方法です。
一方で、宝探しのような感覚で、日々の買い物のついでにホームセンターの園芸コーナーをこまめにチェックしていると、思わぬ掘り出し物に出会える楽しみがあるのも事実です。

カインズやコーナンなど店舗ごとの違い

観葉植物を探す際、どのホームセンターを選ぶかも一つのポイントです。
ここでは、代表的な店舗である「カインズ」と「コーナン」の特徴を解説します。

カインズホームの特徴

カインズは、全国的に店舗を展開する大手であり、観葉植物の取り扱いも非常に豊富です。
特に、初心者向けの小型観葉植物からインテリアの主役になる大型のものまで、価格帯も幅広く揃っているのが魅力です。
プライベートブランドの園芸用品も充実しており、おしゃれなデザインの鉢や便利な資材を比較的リーズナブルに入手できます。
店舗によっては、インテリアグリーンに力を入れた専門コーナーを設けている場合もあり、品揃えの多さを重視するならまずチェックしたい店舗です。

コーナンの特徴

コーナンは、特に関西地方で強い基盤を持つホームセンターですが、全国に店舗網を広げています。
園芸コーナー「コーナンGreen」では、育てやすい定番の観葉植物を中心に、安定した品揃えを提供しています。
カインズほどの圧倒的な種類数ではないかもしれませんが、地域密着型で、その土地の気候に合った植物や野菜苗なども充実している傾向があります。
必要なものを手堅く揃えたい場合や、園芸資材全般をまとめて購入したい場合に便利な存在です。

これらのことから、流行の植物や多様な選択肢から選びたい場合はカインズ、地域の環境に合った定番種や基本的な園芸用品を確実に手に入れたい場合はコーナン、というように目的によって使い分けるのが賢い選択と言えるでしょう。

観葉植物が多いホームセンターでの選び方と注意点

初心者向け観葉植物ホームセンターおすすめ5選
購入前に確認すべき葉や根の状態
買ってはいけない観葉植物の特徴
虫がついていないかチェックしよう
育て方の基本と便利な園芸用品
総括：観葉植物が多いホームセンターの選び方

初心者向け観葉植物ホームセンターおすすめ5選

ホームセンターで初めて観葉植物を選ぶ際、どの品種にすればよいか迷うかもしれません。
ここでは、育てやすさと人気の観点から、特におすすめの5つの観葉植物を紹介します。
これらの品種は多くのホームセンターで取り扱いがあり、丈夫で管理が比較的簡単なため、初心者の方でも安心して育て始めることができます。

植物名	特徴	育てやすさ
サンスベリア	乾燥に非常に強く、水やりの頻度が少ない。空気清浄効果があるとも言われる。	★★★★★
ポトス	つる性の植物で、耐陰性があり、日陰でも育ちやすい。ハンギングにも向いている。	★★★★★
パキラ	生命力が強く、育てやすい観葉植物の代表格。「発財樹」とも呼ばれ縁起が良い。	★★★★☆
ガジュマル	ユニークな幹の形が特徴。「多幸の木」として知られ、丈夫で育てやすい。	★★★★☆
モンステラ	切れ込みの入った大きな葉が印象的。半日陰を好み、インテリア性が高い。	★★★★☆

これらの植物は、いずれも極端な環境を避け、基本的な育て方を守れば元気に成長してくれます。
まずはこの中から、見た目の好みや置きたい場所の雰囲気に合わせて選んでみることをおすすめします。

購入前に確認すべき葉や根の状態

健康な観葉植物を選ぶことは、その後の生育を大きく左右する大切なステップです。
価格や品種だけで選ばず、購入前に植物自体の状態をしっかりとチェックしましょう。

葉の状態をチェック

まず注目すべきは葉です。
健康な葉は、品種本来の色が鮮やかで、ハリとツヤがあります。
葉先までみずみずしいものを選びましょう。
逆に、葉全体が黄色っぽくなっていたり、葉先が茶色く枯れていたりするものは、水やりや根の状態に問題がある可能性があります。
また、葉の裏側も忘れずに確認してください。

根の状態をチェック

次に、根の状態を確認します。
鉢を持ち上げてみて、底の穴から根が大量にはみ出しているものは「根詰まり」を起こしている可能性が高いです。
根詰まりしていると、水分や養分をうまく吸収できず、成長が妨げられます。

また、軽く幹を揺らしてみて、株全体がグラグラするものは、根がしっかり張っていない証拠です。
根が弱っているか、植えられてから時間が経っていない可能性が考えられます。
土がしっかりしていて、株元が安定している個体を選ぶのが賢明です。

買ってはいけない観葉植物の特徴

ホームセンターでは多くの植物が販売されていますが、中には購入を避けた方がよい状態のものも含まれています。
健康に長く育てるため、以下のような特徴を持つ観葉植物は選ばないように注意しましょう。

第一に、前述の通り、葉や茎の状態が著しく悪い植物です。
葉の大部分が変色していたり、しおれていたり、不自然な斑点が見られたりするものは、すでに病気や深刻な栄養不足に陥っているサインかもしれません。

第二に、害虫がついている植物です。
特に葉の裏や新芽、茎の付け根は害虫が潜みやすい場所です。
白い綿のようなコナカイガラムシや、小さなクモのようなハダニ、黒いアブラムシなどが付着していないか、よく観察してください。
一匹でも見つけたら、他の株にも広がっている可能性があるため、その株の購入は避けるべきです。

第三に、土から異臭がしたり、表面にカビが生えていたりするものです。
これは、過剰な水やりによって土の中が常に湿った状態にあり、根が腐り始めている「根腐れ」の兆候です。
根腐れを起こした植物を回復させるのは非常に難しいため、購入は見送るのが無難です。

これらの点を踏まえ、見た目が良くない、何らかの不調のサインが出ている植物は、たとえ安くても避けることが、結果的に失敗を防ぐことにつながります。

虫がついていないかチェックしよう

観葉植物を室内に迎える際、最も避けたいトラブルの一つが害虫の発生です。
購入時に虫がついていないかをチェックすることは、後々の手間を省くために非常に大切な工程です。

チェックすべき主なポイントは以下の通りです。

葉の裏側： ハダニやアブラムシなど、多くの害虫は葉の裏に潜んでいます。
一枚一枚、丁寧にめくって確認する習慣をつけましょう。
新芽の部分： 柔らかい新芽は害虫にとって格好の餌食です。
特にアブラムシが集まりやすいので、念入りに見てください。
茎の付け根や葉の付け根： カイガラムシは、植物の養分を吸うためにこれらの場所に固着していることがあります。
白い塊や茶色い殻のようなものがないか確認します。
土の表面： 土の上を小さな虫（コバエなど）が歩き回っていないかも見ておくとよいでしょう。

もし店舗で虫を見つけた場合、その植物だけでなく、周りに陳列されている同じ種類の植物も感染している可能性があります。
一つの株に虫がいた場合は、その周辺の株も避けるのが賢明な判断と言えます。
この一手間をかけることで、家に害虫を持ち込んでしまい、他の植物にまで被害が拡大するリスクを大幅に減らすことができます。

育て方の基本と便利な園芸用品

観葉植物を健康に育てるためには、購入後の基本的な管理が鍵となります。
また、ホームセンターでは、その管理を助ける便利な園芸用品も手軽に入手できます。

育て方の3つの基本

水やり： 最も基本的なケアですが、水のやりすぎは根腐れの原因となり、枯らしてしまう最も多い原因の一つです。
基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」ことです。
受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
置き場所： 多くの観葉植物は、直射日光を避けた「明るい日陰」を好みます。
レースのカーテン越しの光が当たるような場所が理想的です。
また、風通しの良い場所に置くことで、病害虫の予防にもつながります。
肥料： 植物の成長期である春から秋にかけては、適切な量の肥料を与えると元気に育ちます。
ホームセンターには、液体肥料や固形肥料など、様々なタイプのものが売られています。
植物の種類や状態に合わせて選びましょう。